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どうか、私を愛してください。
第15章 幸せが崩壊する音。。。
「兄さん…どうしていつもそんな冷静でいられるわけ?」
「…冷静でいなきゃこの家に住んでいない。」
「フッ…確かに冷静じゃないと俺と美緒をセックスさせたりしないよな。」
手にしている鞄からギリギリという音が兄さんから聞こえる。
本当は平然な顔して兄さんだって美緒のことが好きなんだ。
「10年やったのに……どうして美緒の心を掴んでないんだよ!!」
「俺は!俺は俺なりに大事にした。だけど美緒は……お前のことを忘れてない。」
「そんな言い訳聞きたくない。ずっとそばにいたくせに…手を伸ばせば抱きしめられて、寝顔も寝息も聞ける距離にいたくせにっ……」
「お前こそ…何で戻ってきた!?迎えにきたわけでもない。だけど美緒を傷つけるだけ傷つけて――」
「…冷静でいなきゃこの家に住んでいない。」
「フッ…確かに冷静じゃないと俺と美緒をセックスさせたりしないよな。」
手にしている鞄からギリギリという音が兄さんから聞こえる。
本当は平然な顔して兄さんだって美緒のことが好きなんだ。
「10年やったのに……どうして美緒の心を掴んでないんだよ!!」
「俺は!俺は俺なりに大事にした。だけど美緒は……お前のことを忘れてない。」
「そんな言い訳聞きたくない。ずっとそばにいたくせに…手を伸ばせば抱きしめられて、寝顔も寝息も聞ける距離にいたくせにっ……」
「お前こそ…何で戻ってきた!?迎えにきたわけでもない。だけど美緒を傷つけるだけ傷つけて――」