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どうか、私を愛してください。
第16章 電話越しで・・・
「美緒!!永一が発作を起こしているんだ!」
誠一さんがドア越しで大声で呼んでいる声が聞こえてきた。
いつも冷静な誠一さんがこれだけ大声を出しているってことは
永一がいつもの発作とは違うってこと――
「美緒、行って!!」
誠二さんの声を受話器から聞きながらドアを開けて永一の部屋へと向かった。
私はやっぱり母親だから――
永一は私のかけがえのない宝物。
「永一!誠一さん、お医者様に連絡を!」
「お母様。ごめんなさい、ごめんなさいっ――」
「大丈夫、大丈夫だから……」
大丈夫って言葉は魔法の言葉だと思う。
安心できて自分の心がすっと楽になる。
だから今日誠二さんに言われてすごくうれしかった。
誠一さんがドア越しで大声で呼んでいる声が聞こえてきた。
いつも冷静な誠一さんがこれだけ大声を出しているってことは
永一がいつもの発作とは違うってこと――
「美緒、行って!!」
誠二さんの声を受話器から聞きながらドアを開けて永一の部屋へと向かった。
私はやっぱり母親だから――
永一は私のかけがえのない宝物。
「永一!誠一さん、お医者様に連絡を!」
「お母様。ごめんなさい、ごめんなさいっ――」
「大丈夫、大丈夫だから……」
大丈夫って言葉は魔法の言葉だと思う。
安心できて自分の心がすっと楽になる。
だから今日誠二さんに言われてすごくうれしかった。