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どうか、私を愛してください。
第17章 最初で最後のラブレター
「誠二に……会って確かめて来て。ここにいるから。」



誠二さん……どうしちゃったの?
円花さんと誠一さんも何か隠している。
私はそんなに頼りない?


あなたが抱えているものを私にもわけてほしい。
だって、あなたが好きだから――



「誠二さん!!」



誠一さんに教えてもらった場所はホテルの一室だったけど
誰もいない。荷物さえもなくて――



「誠二さんっ……誠二さん!誠二さん!!」



お風呂場もトイレもバルコニーも探したけど誰もいない。
だけどベッドのシーツだけは乱れていて
手を置くとまだ温かい。



私たち、また前のようにこのまますれ違ってしまうの?
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