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第18章 新事実

「お母様……」



背中に回された手が震えていた。
こんなにも小さい子が父親の真実と
鋭利なものを突きつけられるなんて……



「血は繋がっていなくても次期後継者としてサインしたお前は後継者になるしかない。だからお前からそれを奪う。」



「弘樹さん、止めてください！あなたにもお子さんがいるでしょう！こんなこと止めてください！！」



「だからだよ！！！」



「え…？」



「俺だって自分の子供を後継者にしたいんだよ…だからやりたくもないセックスして子供作ったんだよ…お前だって誠二とそうだったんだろ？跡取りのために好きでもない夫の弟に抱かれたんだろ？」