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第18章 新事実

「そうです…跡取りのためと思って抱かれました。だけど誠二さんのこと、愛しているんです。弘樹さんと一緒にしないでください！」



「何…？この家だけでなく、嫁も狂ってる！こんな家終わりだな！！俺が終わらしてやるよ！！」



「お母様！！！」



「美緒！！！」



永一は何があっても私が守る。
ギュッと今までの、そしてこれからあげることはできない愛をこめて
力強く抱きしめた。



そして、自分から遠くへ突き飛ばした。
私が弘樹さんを永一のところへは行かせない。



私が何があっても絶対弘樹さんを止める。



両手を広げて尖った瓶を握って血ばしっている目で走ってくる弘樹さんを受け止める準備をする。