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どうか、私を愛してください。
第18章 新事実
「しかし!先祖代々続いてきたものを…」
「父さん、父さんも俺もこの家に産まれて親族に囲まれてこの家しか知らないんだ。これを機会に外部の人間もいれて新しい意見を取り入れるべきなんだ。」
「誠一……」
「決定権も責任も父さんにはない。俺にあるから。弘樹もそれでいいな?」
弘樹さんもやっと今自分が何をしたのかがわかって
立つ気力もないのか腕もだらんとしながら座り込んでいる。
誠二さんの腰の出血をただただボーっと見ていた。