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どうか、私を愛してください。
第18章 新事実
「傷は浅いけど、出血が多くなってきている。」
幸い傷自体は浅いものだったけど救急車が中々来なくて
会場には緊張感が走っていた。
「誠二さん…誠二さん!」
着ているのが白いシャツだから余計に赤い血が染まっていく姿が痛々しくて
見ていられないという人もでてきた。
「救急車まだなの!?」
円花さんも出血が止まらなくてイライラしている。
誠二さん……お願いだから目を開けて。返事をしてほしい。
握りしめている手はほとんど力が入っていない。
だけどほんの少し力が入っているから希望を持てていたのに――
「誠二さん…?」
腕の力はもうなくてダランと床に腕が垂れてしまう。
幸い傷自体は浅いものだったけど救急車が中々来なくて
会場には緊張感が走っていた。
「誠二さん…誠二さん!」
着ているのが白いシャツだから余計に赤い血が染まっていく姿が痛々しくて
見ていられないという人もでてきた。
「救急車まだなの!?」
円花さんも出血が止まらなくてイライラしている。
誠二さん……お願いだから目を開けて。返事をしてほしい。
握りしめている手はほとんど力が入っていない。
だけどほんの少し力が入っているから希望を持てていたのに――
「誠二さん…?」
腕の力はもうなくてダランと床に腕が垂れてしまう。