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どうか、私を愛してください。
第19章 スケッチブックの秘密。
誠二さん…あなたはいつもそうだよね。
自分を犠牲にしてまで私や永一の幸せを願ってくれている。
私は置いて行かれたのかもと思ったこともあったのに――
本当にごめんなさい。
「呼吸器をつけたら、介護の負担が増えます。誠二は、私でさえ介護されるのを嫌がっていました。だけど日本に帰りたいっていうので無理やり今回ついてきたんです。婚約者と名乗って――」
「誠二さん……」
今はよく眠っている誠二さんの顔を見れるだけでも幸せなんだと実感する。
いつまでこの顔をみることができるの…?
「あとは美緒さんです。」
「私…?」
自分を犠牲にしてまで私や永一の幸せを願ってくれている。
私は置いて行かれたのかもと思ったこともあったのに――
本当にごめんなさい。
「呼吸器をつけたら、介護の負担が増えます。誠二は、私でさえ介護されるのを嫌がっていました。だけど日本に帰りたいっていうので無理やり今回ついてきたんです。婚約者と名乗って――」
「誠二さん……」
今はよく眠っている誠二さんの顔を見れるだけでも幸せなんだと実感する。
いつまでこの顔をみることができるの…?
「あとは美緒さんです。」
「私…?」