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どうか、私を愛してください。
第19章 スケッチブックの秘密。
「俺はお前に愛情をあげることはできない。だけど叔父として自由を――お前がしたいことができるようにしてあげたいって思う。」
「これは……」
誠二さんのポケットから出された紙切れには永一と誠一さんが親子関係だと書かれている。
「あの紙は嘘でこっちが本物だ。俺は父親なんかじゃない。だから、お前は自信をもって夢に立ち向かうんだ。」
「はい!!」
これでいいんだ――
これでいい、もうこれからこの子にしてあげることはないんだから。
最後に父親らしくこの子を守り、この子のこれからの人生を守ってあげられるのならこれでいいんだ。
「このことは内緒だよ。」
「はい。」
最後の最後に美緒と永一と俺の三人家族の秘密をが持てたことが素直に嬉しい。
「これは……」
誠二さんのポケットから出された紙切れには永一と誠一さんが親子関係だと書かれている。
「あの紙は嘘でこっちが本物だ。俺は父親なんかじゃない。だから、お前は自信をもって夢に立ち向かうんだ。」
「はい!!」
これでいいんだ――
これでいい、もうこれからこの子にしてあげることはないんだから。
最後に父親らしくこの子を守り、この子のこれからの人生を守ってあげられるのならこれでいいんだ。
「このことは内緒だよ。」
「はい。」
最後の最後に美緒と永一と俺の三人家族の秘密をが持てたことが素直に嬉しい。