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どうか、私を愛してください。
第20章 誠二さん、どうか私を愛してください。
「美緒……俺も愛しているよ、美緒を……ずっと、これからも、そして今も――」



「んっ……」



口の中でクチュクチュと絡めあう唾液と舌が熱くて
息づかいも荒くなってカラダの奥が疼いてくる。
もっと、もっと誠二さんがほしいって――



「はぁっ…はぁっ……」



「美緒…自分で脱いで。」



「え……」



別に脱ぐこと自体は嫌なわけじゃない。
ただ、誠二さんに見られながら脱ぐのは恥ずかしい。
あの誠二さんの目に自分の体が写るなんて……



恐る恐るワンピースのホックを外してアジャスターを下げていく。
ジジジッて音だけがこの部屋に鳴り響いて
それが余計に自分がこんな大胆なことをしているって伝わってくる。
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