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第20章 誠二さん、どうか私を愛してください。

「指、入れてみて。」



「…んっ……あっ…」



「どう、美緒の中…」



「温かい……くっ……」



「動かしてみて……」



「あっ…あぁっ！…でき…ないっ」



「俺も手伝ってあげるから。」



そういって誠二さんは私を後ろから抱っこして
脚を思いっきり開かされた状態で首元に唇をつけてくる。



「んっ…誠二さんっ……」



舌先で首元から肩へ舌がチロチロと這って
背筋がぞくぞくする。



「美緒、愛しているよ。ずっと――」



「誠二さん、私も、私も愛しています。心から――」



誰かを愛するってどうしてこんなにも切ないんだろう。
どうしてこんなにも心か締め付けられるのだろう。
時が止まってほしいって
心から願ってしまう。