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どうか、私を愛してください。
第20章 誠二さん、どうか私を愛してください。
「ゆっくりでいいから……俺がやっているように動かしてみて――」
「んっ……」
本当は俺が
自分の手で美緒を気持ちよくしてあげたい。
だけど、俺はこれからどんどん動かなくなる。
今は動く左手も動かなくなる。
美緒と呼ぶ声も……失う。
「美緒……」
「誠二さっ……んっ…ふっ…」
これからはできないことが俺には増えていく。
だけど、生きるという選択をすれば
美緒と、今までできなかったことができるかもしれない。
「あっ…あんっ!あっ…」
たとえ動けなくなっても
美緒の鳴いている姿を見て、耳で聞くことはできるから――
「んっ……」
本当は俺が
自分の手で美緒を気持ちよくしてあげたい。
だけど、俺はこれからどんどん動かなくなる。
今は動く左手も動かなくなる。
美緒と呼ぶ声も……失う。
「美緒……」
「誠二さっ……んっ…ふっ…」
これからはできないことが俺には増えていく。
だけど、生きるという選択をすれば
美緒と、今までできなかったことができるかもしれない。
「あっ…あんっ!あっ…」
たとえ動けなくなっても
美緒の鳴いている姿を見て、耳で聞くことはできるから――