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どうか、私を愛してください。
第23章 悲しいプロポーズ
「私は前言撤回しない。」
「円花……」
「病める時も健やかなる時も遥人を支える。」
「だけど、俺――」
「遥人が笑顔で過ごせれるように――」
今思い返せば、診断されてから今日まで私も笑っていなかったけど
遥人も笑っていなかった。
明るくしようって一生懸命ヘタな笑顔をしていた。
お互いにそのヘタな笑顔で傷ついているなんて知らなかったなんて――
『本当は生きてほしいの。』
その一言が言いたかった。
だけど今の遥人の負担になるなら、言えなかった。
「円花……」
「病める時も健やかなる時も遥人を支える。」
「だけど、俺――」
「遥人が笑顔で過ごせれるように――」
今思い返せば、診断されてから今日まで私も笑っていなかったけど
遥人も笑っていなかった。
明るくしようって一生懸命ヘタな笑顔をしていた。
お互いにそのヘタな笑顔で傷ついているなんて知らなかったなんて――
『本当は生きてほしいの。』
その一言が言いたかった。
だけど今の遥人の負担になるなら、言えなかった。