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第3章 痛みのあるセックス

「あんなネクタイ……」



「そうだよな…俺に悦んだ証だもんな。」



「違いますっ……んっ」



クチュリと口の中に舌が入ってきて、分厚い誠二さんの舌が私の舌に絡めてくる。
逃げようと舌先を奥の方へと無駄な抵抗をすると、舌先で舌の横のラインをなぞってきた。



「んんっ！」



こんなところがこんなにも感じるなんて……



「はぁ…はぁっ……んっ」



狭い口の中で、逃げても逃げても快感を与えられて掴まる。
まさしく今の自分のようーー



「誠一より俺の方がいいって、カラダに刻ませてやるよ。」



「あっ！そんな強くっ！あっ……」



口に乳首を含んで強く吸われちぎれるんじゃないかって思うぐらい吸われて痛いのに
無理やり開かされている太ももを指先だけでなぞるように、ゆっくりと触られているのが気持ちいい。
上半身は痛みがあっても、下半身の気持ちよさが勝ってる。