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どうか、私を愛してください。
第4章 優しくしないで……
「誠二……さん?」
カーテンが閉められているから余計に部屋は真っ暗で最初は見えなかったけど、キャンパスが何枚か置いてあった。
風景画が多く、端には誠二と書かれたサインがある。
「誠二さん絵を描いているんだ……これは?」
奥には布が被せられているキャンパスがあって、それをめくろうと近づいたとき、何かを蹴ってしまった。
「誠二さん!?」
誠二が倒れていて名前を呼んでも返事をしてくれない。
「すごい、熱……」
額からは汗が吹き出て、体は熱くてグッタリしている。
「誠二さん、私に掴まって起き上がってください!」
大きな声で言うと誠二に声が届いたようで美緒の肩にゆっくりと腕を回してきた。
カーテンが閉められているから余計に部屋は真っ暗で最初は見えなかったけど、キャンパスが何枚か置いてあった。
風景画が多く、端には誠二と書かれたサインがある。
「誠二さん絵を描いているんだ……これは?」
奥には布が被せられているキャンパスがあって、それをめくろうと近づいたとき、何かを蹴ってしまった。
「誠二さん!?」
誠二が倒れていて名前を呼んでも返事をしてくれない。
「すごい、熱……」
額からは汗が吹き出て、体は熱くてグッタリしている。
「誠二さん、私に掴まって起き上がってください!」
大きな声で言うと誠二に声が届いたようで美緒の肩にゆっくりと腕を回してきた。