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召喚師の伴侶
第1章 Vol.1
窓のない漆黒の部屋。
床には幾何学模様の魔方陣が描かれ、僅かに青白く幻想的で怪しげな光を放っている。
ここはイヴァリス神聖王国王立魔導大学校召喚室。
悪魔召喚師(デビルサマナー)を目指す生徒が異世界からの悪魔を呼び出す儀式を訓練する部屋である。
召喚師とは戦闘において、異世界の悪魔を召喚し、自身の使い魔として戦わせることを得意とする魔法使い系の戦闘職種である。
過去の戦争では剣と魔法による戦闘がメインであったが、近年のイヴァリスでは銃火器はもちろん、大型の戦闘艦や竜騎士による航空攻撃、ドラゴンを駆使した竜機甲部隊による突撃など、機械化と無人化を目的とした戦闘にシフトしつつある。
僕は国内の規律と秩序を維持する神殿騎士を将来の仕事として夢見ているのだが、如何せん貴族出身であるため、父に無理矢理、魔道大学に叩き込まれてしまったのだ…。
神殿騎士に必須である剣と白魔法系を学ぶならまだしも、完全に興味のない召喚術の訓練をする日々を送っている。
床には幾何学模様の魔方陣が描かれ、僅かに青白く幻想的で怪しげな光を放っている。
ここはイヴァリス神聖王国王立魔導大学校召喚室。
悪魔召喚師(デビルサマナー)を目指す生徒が異世界からの悪魔を呼び出す儀式を訓練する部屋である。
召喚師とは戦闘において、異世界の悪魔を召喚し、自身の使い魔として戦わせることを得意とする魔法使い系の戦闘職種である。
過去の戦争では剣と魔法による戦闘がメインであったが、近年のイヴァリスでは銃火器はもちろん、大型の戦闘艦や竜騎士による航空攻撃、ドラゴンを駆使した竜機甲部隊による突撃など、機械化と無人化を目的とした戦闘にシフトしつつある。
僕は国内の規律と秩序を維持する神殿騎士を将来の仕事として夢見ているのだが、如何せん貴族出身であるため、父に無理矢理、魔道大学に叩き込まれてしまったのだ…。
神殿騎士に必須である剣と白魔法系を学ぶならまだしも、完全に興味のない召喚術の訓練をする日々を送っている。