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召喚師の伴侶
第3章 Vol.3 モンスター討伐
「よかったじゃないか。バンドにしたハンドヘルドタリスマン(召喚器)が反応したのなら、それは間違いなく“悪魔契約”が成立した証明だ」
僕がザンデの魔法に倒れ、ラミアのディリに介抱された話と召喚器が光を放ったことを報告すると先生はディリとの使い魔契約を認めてくれたのだ。
もちろん、肉体関係は話していない。
「ふ、ふーん。あんたもこれで召喚師か……」
ただ、先生のアシスタントであるコボルトのドーラは微妙な反応であった。
口元は引きつり、若干怒っている気もする。
「良かったなドーラ。お前もレインに使い魔がいないことをずいぶんと心配しておっただろう」
「な、な、な、なっ!! 心配なんてしてないわよ!」
ドーラは赤面し、部屋から出ようと扉を開けた。
しかし、そこには念のために待機させていたディリがいる。
モンスターが校舎内にいれば騒ぎになるだろうが、今は戦後だ。
それに召喚学部の隣は死霊学部でネクロマンサーの棟がある。
身なりのいいラミアがいたところで驚かれることはない。
僕がザンデの魔法に倒れ、ラミアのディリに介抱された話と召喚器が光を放ったことを報告すると先生はディリとの使い魔契約を認めてくれたのだ。
もちろん、肉体関係は話していない。
「ふ、ふーん。あんたもこれで召喚師か……」
ただ、先生のアシスタントであるコボルトのドーラは微妙な反応であった。
口元は引きつり、若干怒っている気もする。
「良かったなドーラ。お前もレインに使い魔がいないことをずいぶんと心配しておっただろう」
「な、な、な、なっ!! 心配なんてしてないわよ!」
ドーラは赤面し、部屋から出ようと扉を開けた。
しかし、そこには念のために待機させていたディリがいる。
モンスターが校舎内にいれば騒ぎになるだろうが、今は戦後だ。
それに召喚学部の隣は死霊学部でネクロマンサーの棟がある。
身なりのいいラミアがいたところで驚かれることはない。