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星と僕たちのあいだに
レビュー

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[評価] ★★★★★

心の動きと情景の描写が絡み合って鮮明な映像が見えます。どの場面も良いですが、今回一番好きなのが、三人がマンションに向かって歩いているところです。坂道に伸びた影。真ん中の直樹君の小さな影を、麻衣のしなやかな形の影と、滝沢の一番長い影が守るように囲んでいる様は『家族』ですよね。
花火の場面、圧巻です。「これは仕掛け花火だな……これは柳かしら」と思い描きながら私も光のショーを楽しみました☆
滝沢の告白が誠実で素敵でした。他にも言いたい事があるのですが書ききれない位です……
[投稿者]ぺコリーヌ☆パフェ [投稿日]2016-01-31 03:30
[評価] ★★★★★

芸能ニュースや事件をTVで見ての麻衣の独白、こういう場面は、物語の中の架空の人物でなく麻衣が今、自分と同じ世界に存在しているかの様に思えてきてキャラに真実味が増して来るなあと感じました。そして情景が相変わらず素敵に描写されていて、今冬ですが夏の気分になりました笑。陽の光に反射する紅色、空の青。水の飛沫はきっと虹がかかっていたでしょう。そんな中での滝沢親子との幸せな時。直樹君のしぐさがとても可愛くて私もジンとしました。あと、お料理の場面…お腹が空いてしまいました笑!そして最後の一節、麻衣の血と涙を自分が味わった様に感じてしまう位に感情移入してしまいました。続きが凄く気になります!
[投稿者]ぺコリーヌ☆パフェ [投稿日]2016-01-21 23:50
[評価] ★★★★★

表現の魔術師?

『じゃぶじゃぶ池』
ネーミングも可愛いし池の様子も目に浮かびます。
『子供たちの鈴を振るような歓声』
楽しそうにはしゃぐ声が聴こえてくるようです。

ひとつひとつの言葉が、とても魅力的で上手で、いちいち感情が揺さぶられます。
本当に…―巧いなぁ!

更新の度に繰り返し読ませて頂いているので、登場人物がみんな、私の中で現実化してしまってます。
みんな各々に幸せになってと願わずにはいられません。

続きも楽しみにしています。
[投稿者] [投稿日]2016-01-21 16:41
[評価] ★★★★★

女二人の語らいの場面、名台詞の宝庫です←もっと適した言葉があると思うのですが……すいません。特に、415頁から416頁の佐和の言葉には頷きっぱなしでした。
「揺れる鬼火」というタイトルがまた印象深いですが、鬼火にも色んな種類があり、鬼火の発生原理も諸説あるらしいですね。人の心は身体が滅びても、時に鬼火となって現れるのかも?
今、物語は各キャラの動向の分岐点に差し掛かっている様に見えますが、この先がとても気になります。
続きも楽しみにしています。
[投稿者]ぺコリーヌ☆パフェ [投稿日]2016-01-06 03:27
[評価] ★★★★★

圭司さんて男にも女にも惚れられる人の様な気がします。また本人が狙ってなくて自然体だから本物ですね。実際にこんな人が居たらいいなあ、なんて思ってしまいました……渡瀬さんも、早苗も状況が変わり、四人が一緒に居られなくなって行くんですね…
そして滝沢と麻衣の関係がどうなっていくのか、とても気になります。
章タイトルにもあるように、登場人物それぞれが流した涙、苦しい思いがどんな結末へ向かうのか…見守りたいと思います。
[投稿者]ぺコリーヌ☆パフェ [投稿日]2015-12-20 05:27
[評価] ★★★★★

『僕の人生で 君ほど愛する人はいない』
イン.マイ.ライフの歌詞、良いですね。

父親っ娘だった私、親の気持ちも娘の気持ちもわかりすぎて、更新分は涙なしでは読めませんでした。
ニュースにてこの曲をイメージされたのだと知りました。車に秘かに入れてあるCDで、数日前にも聴いたばかりの好きな曲だったに、初めて和訳を検索しました(笑)
そのあとでまた読み返したところ…やはり号泣でした!!

沢山の出逢いがあり別れがあるけど"愛してる"と言える人がいるって本当に素敵ですね。
この作品は『愛』をテーマにした、心が温かくなる作品だと改めて感じています。
[投稿者] [投稿日]2015-12-11 08:02
[評価] ★★★★★

情景の描写がとにかく素晴らしくて、読んでいてもその場面の温度や匂いまで伝わって来る様な気がします。そしてお父さんの380頁から382頁までの台詞に泣かされました……素敵なお父さんですね。
インマイライフ、懐かしいです。歌詞の意味を知らずに聴いてました……
"君は特別な意味を持った人"という訳の一節がありましたが、この物語のテーマ的な言葉のように私は感じました。

続きも楽しみにしています。
[投稿者]ぺコリーヌ☆パフェ [投稿日]2015-12-10 15:08
[評価] ★★★★★

更新ありがとうございます。358頁の、圭司が麻衣を包み込むような思いやりには、また大きな包容力を感じましたが、最後の「謝罪の意味が分からなかった」という部分に、愛し合いながらも何処かで行き違う二人の悲しさが現れている様な気がします。そして滝沢一家を襲った悲劇の下りは涙無しには読めませんでした……361頁の滝沢さんの"親の責任によってでは無く~"の思いには私も何度も頷いてしまいました。
登場人物それぞれの関係がどうなっていくのか、これからも目が離せません。
[投稿者]ぺコリーヌ☆パフェ [投稿日]2015-12-02 07:18
[評価] ★★★★★

情景の書き方がやはり素敵です。風の香りや花の色を感じました。タチアオイの空に向かって真っ直ぐにのびる姿が何だか健気で好きな花です。麻衣が過去の自分を外から見れる様になったのはやはり今、愛を手にしていている充実からですよね。本当に良かったなあと思います。それと、直樹君を胸に抱いた瞬間の麻衣の気持ち、切なかったです……
[投稿者]ぺコリーヌ☆パフェ [投稿日]2015-11-14 00:10
[評価] ★★★★★

忙しい中での更新お疲れ様です。

読み進めるほどに考えさせられます。
過去の自分…
麻衣ちゃんじゃないけど(嫌な女だったろうな…私…)
なんて後悔しきり。

身近で起きる小さな出来事にも、心を揺さぶられたりしますよね。

新しい章も良いお話です。
[投稿者] [投稿日]2015-11-13 18:22
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