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機械のウッチーさんの日記
歴史の紹介です。
[作成日] 2015-04-07 12:35:40
■国会泥酔事件とは?
1948(昭和23)年
12月13日、大蔵大臣が泥酔して、他党の女性議員の手を握ったり、抱きついたりするという『事件』が起きました。
当日、大蔵大臣は参議院食堂での会食で酒を飲みすぎて、議場脇のソファーに酔いつぶれて寝てしまいました。
そのため、法案の主旨説明ができず、政務次官が代わって説明を行いました。
大蔵大臣の泥酔を知った
野党議員は一斉に退場しました。
翌日の早朝、政府は院内での緊急閣議で、大蔵大臣の辞任を決定しました。
同日の午後、大蔵大臣は
衆議院議員の辞任届を提出しました。
しかし、この事件により、当人は『大トラ大臣』としての知名度があがりました。
かえって一般の人気が高まり、2年後の1950(昭和25)年の参議院議員通常選挙では全国区から立候補し、得票数第7位で当選しました。
以後、参議院議員を2期
12年もつとめました。
この事件の61年後、
『もうろう会見』で政治生命を絶たれた大臣がいました。
まったく、時代が変れば変るものです。