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シロンペロンむさしさんの日記
名前を聞いても分かんないもの、について愚痴る。
[作成日] 2015-08-04 22:40:49
小説を書く時、誰しもがぶつかる壁は、皆がすぐ頭に思い描けない物の描写だと思います。
例えばおにぎりの描写なら、初めにおにぎりという名詞を書けば、形とか具とか、詳細はともかく、とりあえず米を握った食べ物だとは分かります。
今回むさしが躓いたのは、『エアハンマー』。一人で鍛冶場を営む刀匠さんには必須の、刀を打つための機械です。
が、それをエアハンマーと書いても誰もピンと来ないでしょう。実物を見た事のある人はあんまりいないはずです。しかしうまい例えも思いつかず、だからといって『どんな機械か知りたい人はググってね!』と投げ出す訳にもいかず。
ひとまず大ざっぱな大きさと、中心部でハンマーがピストンしてる事だけは書いてみましたが、正直これでいいのかよく分かりません。なんかしっくりくる単語が見つかればいいんだけど。
描写といえば、『鉄』も実はジレンマ。日本刀だから、本当は鉄じゃなくて玉鋼です。けど、ストーリーにさして関係のないそれを長々と説明しても冗長になるだけなので、ひとまず一般的な呼び名である『鉄』と書いています。
ちなみにこのエアハンマー。ノートの殴り書き時には描写を投げ出して、まんま『エアハンマー』と書いていました。諦めるなよ自分! ちゃんと考えろ! 未来の自分が困るんだからな! と叫びつつ、今日の日記終わり。