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シロンペロンむさしさんの日記
粋な歌人のお話。
[作成日] 2015-12-01 23:09:51
今日の日記は、ポエム公開にちなんだ萌え語りでも。私が好きな二大むさしの一人、親指武蔵こと新納忠元さん。この方は島津家に仕えるゴリゴリの武士ですが、歌人としても逸話を沢山残している方です。
特に好きなのは、敵地を行軍中、喉が渇いてヘトヘトの仲間に「喉の渇ける」に上の句つけて歌にしてよ、と無茶ぶりされた時のエピソードです。
返ってきた歌は「女中の足が長いと喉渇いちゃうよね」というエロ和歌。もう一度書きますが、この時この人敵地を行軍中です。
これを聞いた仲間は「流石は親指武蔵、ぶれないぜ!」と大絶賛。疲れて喉が渇いたところなのに、真っ先に女の足を連想する発想力、私もすごいと思いました。
個人的に『大人のポエム』って、こういう言葉をサラッと選べる人の事を言うと思うんですよね。むさしもかくもありたい、と思ってはいるのですが、なかなか難しい。
時代は違うけれど、在原業平とかもそうですよね。女の子を見ると即興でセンスある歌を詠めるんですから、羨ましい。
現代で最近ビビっときたのはゴールデンボンバーの「死んだ妻に似ている」。どうしたらあんな歌が出来るのか、頭の中覗いてみたいです。
今はひよっこですが、いつかサラッと大人ポエムを詠める人間になりたいものです。