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シロンペロンむさしさんの日記
で、結果→寝落ち
[作成日] 2015-12-28 04:28:08
ただいま時代小説を更新していますが、その中でも一番気を遣うのは言葉。自分の作品は時代考証の正しさを重視している訳ではないので、あんまり難しく考えてはいないのですが……
それでも、戦国っぽい空気をそれなりには漂わせたいので、時には悩んだりもします。
地味に言葉選びで困るのが「イク」という表現。これがいつから言われるようになったのかが、イマイチ分かりません。
自分の感覚では、達する時に「行く」って言うのは割と新しい時代の表現なので、あまり多用はしない方がいいのかな、と思っています。しかし中には、江戸時代にはもうそんな言い回しがあったとかなかったとか言うし……
そもそも「行く」という言葉は、「天国=極楽浄土へ行くような感じ」みたいなニュアンスな訳で。だったら仏教の根付いた日本なら、使っても違和感ないのか? とか、色々考えてしまいます。時代考証について書いてる本を読んでも、さすがに濡れ場に関する表現については書いてないし。
戦国では絶対言わない言い回しでも、作品内で違和感なければ使っちゃうライトなノリの小説なので、最終的にはちょいちょい「行く」も「来る」も混ぜて使っちゃってますが。これ大丈夫かな、と悩み……
で、悩んだ結果寝落ちして、夜中に慌てて更新という。駄目じゃん! そもそもそこを悩むなら、まず行長があの時点で羽柴家にいるところからどうなんだ、という突っ込みから始めなければならないのですが。
正しい事とそれを崩す事のバランス、なかなか難しいです。どの辺りが一番読みやすいバランスなのか、書き終える頃には分かるといいなぁ。