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　今回のタイトル、引用元は衛藤ヒロユキ先生の漫画『魔法陣グルグル』でのセリフです。

　ざっくり説明しますと、魔法使いの女の子がブリの調理法について恋人と喧嘩し、感情が暴走した結果恋人を封印してしまった、というお話の中で出てきた言葉です。

　分かり合いたいと思って喧嘩したのに、女の子は恋人と会えなくなってしまったのです。情緒も何もなく言えば、つまりは「一つの価値観にこだわりすぎると、大事なものを失うかもよ？」というお話です。

　この話の素敵なところは、教訓話でありながら、全く偉そうな空気を出していないところ。この空気ばかりは私の貧相な語彙じゃ説明できないので、ぜひ皆様読んでください。

　直接的な言葉を使わなくても、「ブリはテリヤキとは限らない」なんて日常的な一言で言いたい事が伝わる。書き手としては、そうありたいものです。基本的にはギャグ漫画ですが、衛藤さんってこういうさりげないメッセージがうまいんですよね。

　なんでこんな日記を書いてるかと言うと、今日の晩ご飯がブリのテリヤキだったので。ブリはテリヤキとは限らないけど、私はやっぱりテリヤキが好きなんだぜ！

　しかしテリヤキもソテーも、ムニエルも塩焼きも愛せる女になりたいものです。多分それが、成長の一歩だよね、なんてね。