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異常性愛 サブタイトル その2
こんにちはマーチンです。
異常性愛ご愛読有難うございます。
昨日、第二十七章を更新しております。
どうぞ御一読くださいませ。

本日はまたサブタイトルのネーミングについて書かせてください。

現在、書き進めている『異常性愛』は20章でハッピーエンドとなれば良かったのですが、実は主人公の人生はあまりハッピーではありませんでした。

後日談として21章をしたためるつもりでしたが、書いていくうちにあれよあれよとページが増えていき、二つの章にまたがった『ギブ・アンド・ギブ』として作品を更新しました。
21章以降を別の作品として発表することも考えたのですが、バックボーン無しの単体では情緒の連続性に支障が出てしまうと思い、そのまま書き進めた次第であります。

*

男女間には当人同士でないと理解不能なものが多くあると思います。
喧嘩ばかりしてるのに離れられない夫婦がいたり、酷いDVを受けながらも相手を見捨てられない女性がいたり、絶対に諦められない恋があったりします。
私の知る限り、そういう方が結構多くおられますが、皆さん我慢してるんでしょうか・・・。

愛情の形も様々で、愛を感じなければ満足出来ない人もいれば、一方的に愛するだけで事足りる人もいます。
親子関係、孫と祖父母の関係などはその最たるものだと思います。


日々形を変える人の心に¨最初の約束¨が貫き通せるのかという疑問を感じたエピソードが21、22章です。

その間柄で双方が納得できれば問題ありません。
しかし、ひとつの人間関係に双方が費やすエネルギーに差があれば、エネルギーの大きな方から小さな方へ不満が出ると思います。
つまり、ギブ・アンド・テイクのバランスが悪いわけです。
その温度差をどこかで解消しないと、末永く人間関係を保つことは難しいのではないでしょうか。


この章で登場する女性は、相手にテイクを求めないという恋愛の形を主人公に提示します。
それがサブタイトルの『ギブ・アンド・ギブ』です。

与え、そして与える。与え続ける。見返りは要らない。
ですが、それを享受する側の心理は複雑です。
お返しができそうもないのに貰うだけでいいの?

前述の理解不能な人間関係を持つ人たちは、風除室ような緩衝スペースを心の中に持っておられて、上手くその温度差を解消されているのでしょうね。


ありがとうございました。

マーチン
[作成日]2014-11-08
37拍手

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