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NEW マーチンさんの作者ニュース

『異常性愛』 読者の皆様から頂いた有意義な時間
こんばんはマーチンです。
『異常性愛』をご愛読いただきありがとうございます。
先日、作品がピックアップされて、しおり、拍手をたくさん頂戴しました。
ファンになって下さった方もおられます。
嬉しいです。
本当にありがとうございます。

毎朝起きて一番に、枕元のiPadのスイッチを入れてネットニュースをチェックするのですが、ピックアップされた翌朝、「昨日のベスト5」に自分の作品がランクインしていることに卒倒し、白目になってしまいました。
『まさかねぇ・・』と、もう一度見直して、また白目になりました。

昨年秋に初投稿した時には考えもしなかったことです。
当時から順位は全く意識せず、書くことに夢中でした。
ランキングとは無縁の作品だと思っていました。

PVが増えると読んで貰えていると実感するようになり、書き手としての責任を感じるようになりました。
いい加減な事は書けないという気持ちが強くなり、さらに本心を見詰め直すようになりました。

作品を書くにあたって、過去のエピソードを書き溜めたノートが何冊かあるのですが、それを何度も見直し、さらに記憶を削り出しました。
日記を書いておられる方なら解ると思うのですが、自分が洗われると言いますか、人として丸裸になっていくような気持ちでした。

先日、宮尾登美子さんが亡くなられましたが、自伝的小説『櫂』を残されてます。
私が若い頃に感銘を受けた、宮本輝の『泥の河』もそうですが、やはり自分の事を書いています。
自分が何者であるかを知ろうとする欲望が人にはあるのだと思います。
勿論、私はそんな大作家の足元にも及びませんし、作家になりたいと思ったことはありませんが、生きていた証をどこかに残しておきたいと常々考えていました。
望みを失った時、特にそう思いました。

小説を書くことは私の人生において、非常に有意義で貴重な時間だったと思います。
ただ、いくら頑張って書いても読み手が居なければ、その時間の価値は半減していたかもしれません。

私はその価値を読者の皆様から与えて貰ったと思っています。
作品の順位より、遥かに大切なものを頂いたと思っています。
沢山の方に読まれ、評価を頂き、メッセージに励まされ、私は本当に幸せ者だなとつくづく思うことができました。

あらためてお礼申し上げます。

読者の皆様、本当にありがとうございました。


マーチン
[作成日]2015-01-09
68拍手

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