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こんにちは。

　本日も更新しています。
　
　今日の更新ページでは、お彩の実父吉之助の死の真相が明かされます。
　実は、お絹が元々、吉之助にさらわれ、陵辱された事件には複雑な
背景がありました。

　当時、夜鳴き蕎麦屋をしていたお絹に客であった伊八がとあるもめ事を
　話したことで、お絹が世話好きな性格から何とかしようと奔走したのです。

　それが事件の黒幕であった江戸の闇組織を取り仕切る大元締の逆鱗に
　触れ、

　生意気な小娘を懲らしめてやれ。

　ということで、手下だった吉之助に命令が下りました。
　そのため、お絹はさらわれ、江戸の町外れの無人の荒れ寺に幽閉されレイプ
　されてしまったのです。

　後に解放されて伊八と所帯を持ちましたが、妊娠がその後で発覚。
あまりに夫に申し訳ないと家を出て、ひっそりと姿を隠してしまったお絹に
再び大元締めの魔手が伸びてきます。

　　今度も吉之助にお絹を殺すようにと命令を下したのですが、図らずもお絹
を愛し始めてしまった吉之助にはもう従えなかった。
　吉之助は組織を脱退して、江戸の郊外に住む一人暮らしのお絹から
つかず離れずで警護するようになりました。
　最後に、吉之助は刺客によって受けた傷から大量の血を流しながらも、
元気な子を生んでくれ。。。と、
お絹の腕の中で息を引き取ります。
　　
　その後、お絹はお彩を出産し、迎えにきた伊八の元に戻るのです。

　この辺りが以前、ご紹介した〝しずり雪〟（郁朋社刊）に描かれています。
　
　長くなりました。
　どうぞよろしくお願いします。
　

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