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こんにちは。

　泰雅の報われない鬱々とした想いが暴走―。
　絡まり合った糸は、どうなるのでしょうか？

　さて、昨日のニュースでお伝えしようとして忘れていたことがあります。
　泉水が還俗させられることなり、髪を剃ることを止めたので、
　ちょうど今、髪の伸び方が中途半端だと描きました。
　その伸びかけの髪がかもじ（かつら）からこぼれ落ちたのが小粋で
　〝お泉さま好み〟として榊原家の奥女中たちの間で流行っています。

　実はこれ、元ネタがあります。
　少し前、やはりニュースで将軍家光に還俗させられた薄幸の尼君
　お万の方のお話をしました。
　あのお万の方が還俗して髪を伸ばしていた時、伸びかけたの髪がかつらから
　覗いたところがとても素敵で、江戸城大奥の女たちの間で大流行して、
　〝お万さま好み〟と呼ばれたそうです。
　ここから少しお借りしました。

　あと、今日の更新したところについて。
　お千紗の実家は江戸でも名高い呉服太物問屋美濃屋、その父親は
　定市。
　この名前、実は他の江戸もの作品　夢のうた～花のように風のように生きて～
　のヒロインのお千香の相手役　定市です。
　同一人物です。

　両性具有という哀しい宿命を背負ったお千香の儚い生涯を描いた
　作品ですが、お千香亡き後、再婚した定市と後妻の間に生まれたのが
　お千紗です。
　お千紗に罪はないのですが、こういう宿命になったも、
　父定市がお千香にした仕打ちの報いかも、、、

　微妙に作品同士がリンクしております。　

　　

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