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マーチンです。
このたび『異常性愛』をピックアップ作品に推して頂きました。
私小説の形態を取っており、好き嫌いのはっきりする作品でございましたので、推して頂けたことを嬉しく思います。
また、拍手、しおり、新たにファン登録なさって下さった読者様にもお礼申し上げます。
ありがとうございました。

『異常性愛』は完結して一年以上が経ちますが、今でも作品へのご感想やご意見を頂きます。
ご自身の体験談を添えて下さったり、お叱りを受けたり、慰労して下さったりと、書き手としてありがたいものばかりで、徹底的に読み込まれて頂戴したご感想には、こちらが気づかされ、時に感動さえ覚えます。

ここではご紹介できないのですけれども、凄絶なご経験をお持ちの読者様から、それこそ小説になるのではないかと思えるようなメッセージを頂くと、私など本当にまだまだだなぁと、人様に文章を晒していることが恥ずかしくなります。

メッセージを下さる方々の顔も本名もわかりません。
精神的な人間関係とはいえ『異常性愛』という一編の小説を完結させたことによって授かった、贅沢なご褒美だと思っています。
感謝しております。ありがとうございます。


コンテスト受賞作が発表され、受賞された作者様の筆力に圧倒されました。
受賞者の皆様おめでとうございます。
総評を拝見いたしますと、官能小説のありかたについて一石を投ずる内容であったように思いました。
難しいテーマですね。

性的興奮を喚起させなければならない官能小説において、性的興奮を喚起させる「引き金」となるもの、梅干を思い浮かべて唾液が出てくるというような、官能・性愛への条件反射には、性別、年代、経験値によって相当な違いがあるということを痛感しました。

読者様が性的興奮や自慰だけを目的にこちらのサイトへやってこられるかというと、それもまた少し違う気がしますし、性愛描写以外にも、作品の様々な側面を楽しんでおられるのを書き手として実感しています。

人の官能への欲求は必要不可欠なニーズではなく、少しでも良くなりたいという向上型の気配を持つ欲望ではないかと思っています。
マンネリを感じやすく、エスカレートしやすい。
だからこそ、いろんな官能小説があって好奇心いっぱいにあれこれ探せるというのは、とてもいいことではないかなぁと、私は思いました。

ありがとうございました。
マーチン

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