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莇 鈴子さんの作者ニュース
『滲む墨痕』ピックアップお礼
お世話になっております。
昨夜、暗い夜道でうっかり犬のう◯こを踏んでしまった作者です。誰だよ、ちゃんと処理しとけよ。てか犬のう◯こ踏んだのなんて幼少期以来だよ。すごくテンション下がるんですよね、アレ。犬は好きなんですがね。さすがにう◯こ踏むのはね。
拙作『滲む墨痕』をピックアップしていただきました。ありがとうございます。処女作『琥珀色〜』は何度かしていただきましたが、それ以降は無縁でしたので純粋に嬉しいです。ファン登録も新たに三名の方が。励みになります。
老舗旅館に嫁いだ女性・潤と、その街で書道教室を営む有名書家・藤田の許されない愛のお話。愛、と一応書いていますがあくまで不純なものです。
現在出ている主な登場人物はその二人のほかに、潤の夫と義母、旅館の美人仲居、書道教室の小学生たち、という感じでしょうか。作中の大人たちはみな、まともに見えてどこか極端で、浅はかであり、冷静を装うその裏にはグロテスクな欲や狂気を秘めています。と言うとハードな内容かと思われるかもしれませんが、今のところ表向きはひっそりとした恋愛物語です。それぞれの関わり合いの中でいろんなアンバランスさを描けたら、と思っていますがどうなることやら(遠い目
そして、今作も完全に私自身の好みで場面ごとに人物の視点を変えています。一歩間違えればストーリー展開を退屈なものにしてしまいますが、勉強の意味も込めて効果的な方法を模索しています。あぁまたやってるよこいつ、好きだねぇ〜と寛大に見守ってくださいまし。
そういえば、藤田視点で力説された臨書のくだりは自分で書いていて耳の痛い話でした。自分の作風を確立したければ、自己流で書くだけでは限界があると。型を破りたいのなら、優れたものを多く読んで破るための型を築けと。つまりインプットが足りてねーぞ、と自分で自分を説教しているような気分でした。
臨書?なにそれ?と思った方は、どうぞ本編へお進みください。
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