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東 めぐみ(結菜)さんの作者ニュース
完結です。最後までご覧頂き、ありがとうございました。
今回、私が吉原遊廓を舞台に選んだのは、同じ江戸物・市井物でもこれまでと少し違った世界を描きたかったからです。前にも少しお話しましたが、〝妓楼の花嫁〟という小説を最近読んで、これがとても印象深かったので、是非、自分も吉原を舞台に使ってみたいと思ったこともきっかけの一つでした。
〝妓楼の花嫁〟に出てくる娼妓花菱はとても魅力的です。廓・娼妓という境遇にいても、気概も意地も失わず、心がとても清らかなところに惹かれたのです。この花菱は実は男なのです。様々な事情があり、花魁として客を取らなければならない羽目になったのですが、英国人の将校(舞台は明治初期の吉原)との切ないラブストーリーが読ませました。
これを読んで、廓という特殊な場所にいても、けして己れを見失わずに生きてゆこうとする少女、そのヒロインの純愛物語を描いてみたいと思うようになりました。
きっと、その後のお逸ちゃんと真吉さんも江戸から遠く離れた場所で幸せに暮らしたことでしょう。
筆者はそう信じています。
突然ですが、作品を書いた当時の【あとがき】を抜粋してみました。
お逸と真吉の後日譚を書きたいなぁという想いが実は、完成させた直後は
ありました。
しかし、この話は敢えて二人のその後は書かない方が良いのでは
という想いで、敢えて書かなかったという経緯があります。
お逸は清五郎に抱かれています。
もしかしたら、妊娠していた可能性もあるし、
真吉相手とはいえ、男性恐怖症になっていたかもしれない。
色々考えると、二人のその先は読み手の方ひとりひとりに
ご想像していたたくのがいちばんではないかな、と。
いつもながら、拙い私の作品最後までご覧いただき、
心からお礼を申し上げます。
7月から数年ぶりに日本の江戸ワールドに作品世界を戻し
新作に取りかかっています。
シリーズ物なので、ご披露できるのはまだ先になるかと思いますが、
数年間、韓流小説ばかり書いてきた私の久しぶりの江戸物、
また、是非、ご紹介させていただきたいです。
長くなりましたが、ありがとうございました。
〝妓楼の花嫁〟に出てくる娼妓花菱はとても魅力的です。廓・娼妓という境遇にいても、気概も意地も失わず、心がとても清らかなところに惹かれたのです。この花菱は実は男なのです。様々な事情があり、花魁として客を取らなければならない羽目になったのですが、英国人の将校(舞台は明治初期の吉原)との切ないラブストーリーが読ませました。
これを読んで、廓という特殊な場所にいても、けして己れを見失わずに生きてゆこうとする少女、そのヒロインの純愛物語を描いてみたいと思うようになりました。
きっと、その後のお逸ちゃんと真吉さんも江戸から遠く離れた場所で幸せに暮らしたことでしょう。
筆者はそう信じています。
突然ですが、作品を書いた当時の【あとがき】を抜粋してみました。
お逸と真吉の後日譚を書きたいなぁという想いが実は、完成させた直後は
ありました。
しかし、この話は敢えて二人のその後は書かない方が良いのでは
という想いで、敢えて書かなかったという経緯があります。
お逸は清五郎に抱かれています。
もしかしたら、妊娠していた可能性もあるし、
真吉相手とはいえ、男性恐怖症になっていたかもしれない。
色々考えると、二人のその先は読み手の方ひとりひとりに
ご想像していたたくのがいちばんではないかな、と。
いつもながら、拙い私の作品最後までご覧いただき、
心からお礼を申し上げます。
7月から数年ぶりに日本の江戸ワールドに作品世界を戻し
新作に取りかかっています。
シリーズ物なので、ご披露できるのはまだ先になるかと思いますが、
数年間、韓流小説ばかり書いてきた私の久しぶりの江戸物、
また、是非、ご紹介させていただきたいです。
長くなりましたが、ありがとうございました。
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