パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

『滲む墨痕』
8/10にピックアップしていただきました。ありがとうございます。

物語は第四章『一日千秋』を終え、第五章『尤雲殢雨』が始まったところです。
理不尽で心苦しいシーンが続いた第四章の名残りを引き継いだはじまりとなりましたが、これから進展する新たな関係をお楽しみくだされば幸いです。


どれだけ自分自身の扱い方を知っているか、他者との適度な距離の取り方を心得ているか、時には人間関係を取捨選択できる力があるか。それがわからないと、気に入らない者を片っ端から虐げ服従させることでしか自分を保つことができない人間になります。

誠二郎にはそういう自身の視野の狭さに早く気づいてほしいのですが。さてどうなることやら。
とりあえず第五章は藤田の登場シーンが多くなると思いますので、ご安心（？）ください。

伝えるという行為は、あたかも正解のように見せかけた自己の価値観を他者に押し付けることではなく、自論で他者をねじ伏せることでもありません。
‪あからさまな棘がなくてもさりげなく突き刺さる、そんな言葉を紡げるように努力していきたいと思います。

| 関連小説リンク |