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こんにちは。

　亮平への幸の気持ちは最後まで男女の愛情ではありませんでした。
　
　しかしながら、最後の瞬間、幸は亮平を大切な人だと思い、陵辱された女と陵辱した男の心は確かにふれあえたのです。

　もしかしたら、男女間の愛情゛ではなくても、こういう形も一つの愛といえるのかもしれないと作者は考えます。

　短い生涯ではあったけれど、そこまで惚れ抜いた女に看取られて亮平は旅立ちました。
　幸せな最後であったといえるのではないでしょうか。


　ただ、二人が語っていたように、結果として幸は亮平の側に残ることを選んでしまいました。
　たとえ略奪され強姦されたとしても、幸自身が亮平を選んだのです（もっとも、行き場がなかったこともありますが－）。
　これから幸の辿る道はまさに茨の道です。

　さて、明日からいよいよ完結編です。

　よろしくお願いします。
　

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