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こんにちは。

　今日から第二話に入りました。

　昨日もご紹介したように、こちらは長編　石榴の月の姉妹編に当たります。
　ただ、私の作品たちは緩やかにリンクしあっているので、
　作品同士で設定が微妙に違います。

　石榴の月では、お民の年は２０代前半で、色っぽくて良い女という設定でしたが、
　こらちは、ちょっと違います。
　年は二十七歳で、典型的な江戸っ子－面倒見の良い長屋の女房として
　描かれています。

　もし石榴の月をご覧になってくださった方は、あれ？　と首を傾げられる
　かもしれません。
　
　ところで、江戸時代は人生５０年の時代でした。
　なので、女性の二十七歳というと、もう年増と呼ばれていました。
　３０過ぎると、大年増です。
　晩婚化やキャリアを貫いて独身で通す女性が多くなった現代では
　考えられないことです。

　時代が違えば、物事の価値基準も変わってくるという典型的な例ですね。

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