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奏音 美都さんのレビュー一覧

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私達が人間を辞めた日
[評価] ★★★★★

SM、監禁、凌辱系の小説はあまり読んだことがないのですが、この小説は私が読んだ中で一番残虐性が強かったです。
女性達の人間としての尊厳を踏み躙り、僅かな希望の火種さえも消してしまう、生命ですら彼にとっては余興でしかない、絶対的存在の館の主、寿の言動、心理に震撼させられます。
各章での女性達の心理描写がとても巧みで、目を逸らしたくなるような描写がありながらも続きが気になり、どんどん頁を捲っていました。
ハッピーエンドは有り得ないんだろうなぁ、と悲観しながらも、最終章ではそれでもほんの砂粒にも満たない希望を抱き、見事に打ち砕いてくれました。
現実と思えない程凄惨でありながら、リアルに感じました。
2015-03-24 05:44:02
少年悪魔
[評価] ★★★★★

完結おめでとうございます☆
なんとなく結末は分かっていたものの、それでもドキドキしながら読み進めました。

劇的な終わり方が好きなのですが、これからを予感させるこんな終わり方も素敵だなぁ、って思いました♡

ハルは記憶のなくなった繭ちゃんに少しずつ少しずつ心の距離を縮めていったんだろうなぁ、とあれやこれや想像して頬が緩んでしまいました。

ハルが人間として、これから繭ちゃんと幸せな道を歩んでいけるよう、心から祈ってます💕

素敵なお話をありがとうございました(^^)
個人的に地元ネタ、とっても楽しみました!
2015-03-15 11:39:42

両性具有の少女が主人公ということに興味を惹かれて拝読しました。

定一を嫌いながらも父親の為、家の為に自分の感情を押し殺して結婚する決心をしたお千香。
ずっとお千香を想い続け、晴れて夫婦となった定一。
お千香が定一に凌辱され、心身ともに傷ついていくことに心を痛めましたが、愛する女に拒否され、お千香への愛情を曲がった形でしか伝える事ができなかった定一も可哀想な人だと思いました。
徳松さんと夫婦となることを祈りながら読み進めたものの、最後は納得のできる結末でした。
どうか来世でお千香と徳松さんが幸せになれることを祈っています。

時間ができたら、他の作品も拝読したいです。
有難うございました。
2015-03-12 21:48:40
余熱
[評価] ★★★★★

まず、書き手の夏葉さんの語彙の豊かさ、そして適切な言葉を選択し、綴っていく表現力に圧倒されました。(目次を見ただけで伝わってくると思います)

文章から伝わる風景、匂い、熱、音、風……

それが読み進めていると五感を刺激されながら自然と導き出されてきます。

日本語ってこんなに様々な言葉があったのか、と恥ずかしながら感じ、感動にも似た気持ちになりました。

高田先生の童貞喪失のシーンは、少年の淫らな秘密を覗き見たかのような気分になり、ドキドキしました。

葉月の気持ちがどこに向かっていくのか……今後の展開が楽しみです。

素敵な作品をどうもありがとうございますm(__)m

2015-03-11 10:54:00
花に酔う
[評価] ★★★★★

第3章 金木犀

金木犀の香り、大好きなんです♡いつも金木犀の香る時期はその匂いを探し求め、そこにいつまでも立ち尽くしてます……まさに「陶酔」ですね。

縛られた無機質な人形のような女の子に無意識のうちに魅入られる彼女。そして、夢中になる彼女の様子から少しずつ彼女の性癖を引き出していく彼。
日常の中に作られていく非日常が倒錯的で、夢の中にいるようでもあり、美しく、妖しくて惹き込まれました。
SMはそれ程興味ないのですが、縛られるという行為は身体だけではなく、精神的にも征服されている気持ちになるので、より煽られ淫らになる彼女の気持ちは理解できます。それが金木犀の香りの元であれば、尚更…ですよね。
2015-03-09 11:24:42
花に酔う
[評価] ★★★★★

2章 月下美人

僕にとっては唯一の存在であるあなた
あなたにとって唯一ではない僕

『僕』の切なさや苦しさ、寂しさがまるで音楽のように伝わってきました。
序盤は切ない悲しみを切々と感じ、そこから『僕』から『あなた』への奥底に秘めた強い想いを感じさせるような激しさ、そして終盤での寂しさと苦しさが余韻となって響いてくるようでした。

月下美人の美しさは画像を通して伝わってきても、その香りや感触は味わうことが出来ない……

切ないですね。
2015-03-05 06:32:54
少年悪魔
[評価] ★★★★★

とっても好きなジャンルのお話です♡
悪魔であるがゆえに好きな女の子を守ってあげられると思っていたのに、その能力のせいで逆に傷つけ、死に至らしめてしまうことを知った時のハルの苦悩を思うと、胸が締め付けられます。
こんな時、女の子の方が強いですよね。繭の決意、よく理解できます。
そして、本当にそうなって欲しい…繭がたとえ記憶をなくしたとしても、またハルに心惹かれ、恋に落ち、ハッピーエンドとなりますように……✧

ひとつ疑問なのですが、なぜ人間同士の親から上級悪魔が生まれる、という現象があるのでしょうか?私の理解度不足か読み足りなかったのか、分かりませんでした……スミマセン
2015-02-27 03:06:40
万華鏡
[評価] ★★★★★

新作ですね💕
お酒のあて、美味しそうっ!!てかなり食いついちやわいましたぁ♪
日本酒、特に美味しいのは飲みやすくてついクイクイ飲んで気がつくと酔っ払っちゃいますよね。
乃里子さんの妄想しながらの自慰行為が淫らでドキドキしちゃいました。旦那様を想像して、だなんて……私には無理です(笑)
そして、(/ω\)イヤン! 見つかっちゃいましたね。
これ、究極に恥ずかしいっっ!!!
夫婦の愛情を感じさせる素敵で淫靡な作品でした。
次のお話も楽しみにしてます(^^)
2015-02-27 00:03:35

[評価] ★★★★★

完結お疲れさまでした。

素敵な言葉で綴られた煌めく作品の数々……
切なく、胸が締め付けられるような痛みを伴いながらも、最後には彼女たちの前向きさに救われ、読み手を明るくさせる優しい雰囲気に満ちていました。

第10章「バスルーム」、第14章「高層ホテル」では、大人の男女の淫らな交わりを想像させられる素敵な官能描写でした♡

女性ならこの作品の中で自分の過去や現在の恋愛とリンクするような話が見つかると思います。
私も読んでいて、過去の切なかったり、熱い想いが呼び起こされました。

楽しませて頂き、ありがとうございました💕
2015-02-26 23:38:40
花に酔う
[評価] ★★★★★

1章 紅薔薇

こんなにも適切に、それでいて情緒的に切なく悲しく心理描写が丁寧に紡がれていることに、感動を覚えました。

私も素直になれなかった過去の経験があるので……読んでいて、あの頃の記憶が浮かび上がり、胸を締め付けられました。

好きなのに、素直になれない……
好きだから、相手を試そうとしたり、わざと傷つくような言葉を投げ掛けてしまったり……
それで相手が自分をまだ好きなのだと確認して安心したり……

本当に必要なのは、素直になること
好きだと相手に伝えることだったのに……


紅薔薇が彼女の懺悔を意味するものではなく、新しい誰かの「愛してる……」を受け取る意味となりますように……


2015-02-24 23:42:51

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