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地味で欲のない学校からバイトに勤しむ主人公、
彼がチャラかったらこの作品は成り立たない。

気になる？
彼女の瞳だけ…
これが田口なら恋していると言えただろう…
俺は普通の恋すらわかってはいない――…

日陰でいい・・・

そんな主人公が徐々に真っ直ぐに彼女らを見据えて向き合う姿勢はかっこいいと思い胸が熱くなる…――

ひたむきであれ！
ビュアでいい！
自分の想いに忠実に本気でいろ！
真っ直ぐに彼女らを見つめて自分に正直であれ！

だけど………
やっぱりデートの仕方すらわからないのも彼らしい。
これで良かったんだと思えるラストシーンでした！
第５章から夢中で読み涙が滲むひたむきな恋でした――…

《その恋を残して》
そのタイトルは読み終わった後に誰に対してかがわかる胸にくる、
切ないまでの哀しみと同時に彼・彼女を想うひた向きさを伝えてくれる。

Ｓや俺様なヒーローが大半を占める中で、
女子には縁がないどちらかといえば地味な主人公が実に新鮮で、
欲もなく控えめだからこそ田口や母親が応援したくなるのがわかる。
「そういうお前だからこそ」
「お前じゃなかったらこんな事しないよ」

※一大イベントの田口は良かった！
※木崎は男らしい(笑)
※沢渡アクセント的な
※田口と母親あってこそ

涙が滲むひたむきな恋！
松名と同化して彼女らを慈しむかの優しい作品でした！

普通過ぎる程の専門学校生サラが踏み込んだのは【視る仕事――】

普通の日常から仕事を思うと実に怪しげでセクシャルな匂いを秘めているかのよう――…

無垢で純粋さなサラがどんな風なお仕事をして自身を染めていくのか、
女の子が→女に変わる過程が楽しみでならない！

彼女が女になる過程を担うのは既に現れて？
この作品を面白くしているのはルッカーに関わる男性２人と色っぽく颯爽とした社長零子。

サラをより女へと高めるお手伝いをこの主要３人物に望むところだろう！
特に私はエレベーターシーンを２度読みしてニヤケタ♪
お気に入りである♪
好みである！
彼の出番は多いと嬉しい！
文句なしに面白くセクシャルだ！

消しゴムで消せるなら…
なかった事に出来るなら…だけどイケナイ君の心を自由に出来ない…

イケナイ君に捧ぐ！

俺は違うと言いたいんだ！君が欲しいけど欲しい分だけ我慢出来たよ！
我慢？それはとっても哀しくて切なくてつらかったけど――…

君はとってもイケナイ女…君に捧ぐ！
イケナイ女ほど手に入れにくい道のりだった事を――…

＊＊＊

章タイトルせつなかぁ〜！男の純情やね！
イケナイ女ならば尚更胸に染みるね…

寒空の中で冷えた身体を温めたのは部屋の中でエアコンでもファンヒーターでも、暖かいシャワーでもなかった――

人肌…
人のぬくもり…
それは今の風子には特別なぬくもり…
そして彼にも特別な触れ合い――…

シャワーも浴びないままで・・・

素直！
それが彼を想うと甘くせつない等身大の恋わずらいを与えてくれてキュンして恥ずかしくてニヤケます♪

二次会から逃げだした恐怖を思うと彼なら見られる事がまた快感・・・♪

二次会から逃げた風子が向かった先は――…

やっと正直になれたね…

彼女・既婚の女性が彼から自由になりたいが為の葛藤なのかな？――と思いつつ読み進める。

その葛藤するソレが判るとクスッと笑えて、
ご主人様につかえるソレの日常に男性らしいと笑えた。

女性にはたしかにソレはない！
だからこそ日常の些細なシーンもクスッと笑えるのである。

話には聞く朝の…
ご主人様愛用パンツ…
実にソレ自身の葛藤が上手く書かれていた。

これはコメディだよな(笑)
是非ともチェリーを脱すべく奮闘してもらいたい(笑)
しかしソレ目線とは脱帽である(笑)

はあぁっ！！？
彼女自身がそうなる結果だと思ってはいましたが、
キラトがそこ迄成長していたシーンは想像すらしていなかった！

そしてこの作品が彼なんだという事にも驚きました！
ラブストーリーの後に、
【恋人へ、感謝と愛を作品に込めて】
等という文章が付け加えられているかと思っていただけに驚きました！(*゜Q゜*)
おおっ！の驚愕です(^○^)

この作品のテーマは
【生きる・生かされている事】
裏切りや哀しみからの再生、人とのふれあいから成る――
人は誰しも１人では生きてはいけない――

交わる事のない２人が交われば優しさを知り情も出て、同居人から恋人へ変わる。

貴方なしではいられない！私頑張って生きるから！
今日も明日も一緒にいよう！
そんなひた向きな愛に変わった一緒に生きる意味を、羽音は知り得たのはすべて同居人である愛しい貴方から――…

もうすぐストーリーは終わろうとしているが羽音はまたあらたな生きる価値と意味を見いだして――…

切なく哀しみからキュンとするが優しさに溢れた作品だと思う。

ラストシーンはきっと素敵………！

過去は十人十色で傷つき迷い恋に素直な気持ちはお互いを求める。

私に愛を教えたのは貴方…私をこんな淫らにして！

君を想い妄想で犯した…
妄想を現実にした後には…
そんな傷ついた迷いを抱えた２人は手探りでお互いを気づかう…

欲望のままに…
貴方に抱かれたい！
淫らになっていいですか？
我慢しようと思っていた…だけど男ならこんなシチュエーションに応えたい…

淫らな身体は優しく奔放に正直になる――…

「腹が減った」
「焼肉と生ビール」

遠慮のない会話も本気の裏返し…
その後にはきっとまた――…

キュンなエッチで素敵なのに読後気持ちいい作品でした！