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葉月蓮さんのレビュー一覧
まさに狩人の物語。狩られる美女たち。そして、行きつく果ては、快楽の天国か?もしくは、地獄?果たしてその答えは?それは、読んでのお楽しみ。
更新が続く同作品。楽しく読ませていただいております。性別にかかわらず、誰でもSEXというものに対して前向きに捉えることができる作品です。
No sex.No life.
これが、この作品を貫くコンセプト。
No sex.No life.
これが、この作品を貫くコンセプト。
作品を通して感じるのは描写の細やかさ。特に登場する女性の描写が細やかで、読者の脳裏に一定のイメージが浮かぶような表現が、一貫するのいる。なかには作者の思い入れというか、作者のお気に入りかな?と思う登場人物も。作者が思いを込めた登場人物に読者も共感できれば、官能の度合いも高まるだろう。そうならなくとも、この作品の描写であれば、読者も皆、主人公になった気持ちで、愉しいひとときを過ごせると私は確信した。
ネタバレレビューを承諾していただけた方のですので、ネタバレでいきます。気にもなっていなかった、当然、好きでもなく、恋愛感情もない、そもそも、恋愛対象とすら認識していなかった女性と、流れに逆らえず、童貞を捨てた男性の話。この小説の後、二人はどうなったのか?前振りからすると、ここから恋愛が始まったのだろうが、そこは描かれていない。描かれているのは、『流れ』。女性が誘ったわけでもなく、男性が強引にいったわけでもなく、途中から、女性は受け入れ、男性は挿し入れ、抜き差しならぬ関係になっていく。この後の展開を続編で、是非お願いしたい。
姦譎の華(非公開)
[評価] ★★★★★
[評価] ★★★★★
物語の内容は当然に官能的。男なら滾らずにはいられない。しかし、何よりも、作者の語彙力の豊かさ、特に性的な表現、官能的な表現のレパートリーの潤沢さに感嘆を禁じ得ない。これぞ、官能小説。これぞ、男のための官能小説。そう、力説したい。
俺は待った。この十日間を焦燥と共に。瞼の裏に揺らめく大きなバスト、大きなヒップ。もはや官能は、300頁と共に時の彼方か。だが、官能の炎は突然に燃え上がる。もう、目の前なのか、それとも、まだ、先なのか。心揺さぶられながら、どこまで歩み続けるのか。ダメだ。我慢も限界だ。早く満足させてくれ。心が折れる前に。
爽やかな純愛。登場人物の描写も美しい。物語も美しい。耽美的な物語。心が洗われる官能小説。官能小説に「清純派」があるのかどうかは知らないが、間違いなく、この小説は、「清純」です。
世代的に、こういう内容には涙が出ますね。いや、感動させていただきました。
妻の性癖(非公開)
[評価] ★★★★★
[評価] ★★★★★
同じような内容を友人から聞いたことがあります。一種のトラウマなのでしょうが、トラウマが感度を高めるのだとか。読みながら、友人の奥さんの顔を思い出しました。
素晴らしいですね。「女性のための」と銘打たれた作品でありながら、男性でも十二分に楽しめる内容。個人的には「第13章 男友達3人に犯される」が気に入りましたが、どれもいいですよ。女性なら、自分がされている感覚で読めるので、さらにいいのかもしれません。男性でも、登場人物になったつもりで読めばいいだけで、この短編集は、凄くいい!