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禁断背徳の鎖外伝・秘め事談話
251
早乙女美紀
遠藤さん、引かないね。
でも子供の頃からなんだ。
朔夜叔父は楽しそうだけど。
252
早乙女紀永
楽しんでやっている節はあるかな?
朔夜叔父も寂しいのだよ、あれで独り身だからね。
で、美紀は何をしていたんだい?
253
早乙女美紀
朔夜叔父様って、ずっと独身を通すのかな?
あ、今?
ちょっとだけ、アメリカの仕事をやろうかなって……
254
早乙女紀永
さぁ、それは人それぞれだからね。
私からは言えないかな?
此からアメリカの?
帰りが遅かったのだし、素直に休みなさい美紀。
255
早乙女美紀
(朔夜叔父様の事は、これ以上突っ込むなってことかな)
何となく……
えーと、急ぎの仕事じゃないんだけど、一応は見ないといけないかなって思って……
256
早乙女紀永
…………寂しい?
257
早乙女美紀
………少しだけ…………寂しい
258
早乙女紀永
急な話で、先に美紀に話せなくてすまなかったね。
……私も寂しいよ、側に美紀が居ないのが。
259
早乙女美紀
(……紀永……)
うん、昼間驚いた。
……2日間、なんだよね?
大丈夫だよ私。
260
早乙女紀永
私の方が寂しいのかな?
美紀に触れられない、この距離が……
私は、ずっと美紀に触れていたい。
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