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スライム好きの商人が丘の上に自宅を買いました
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二度目の清拭が終わると、彼女はカイが困らないよう姿勢を準備して来るのを待った。二人以外の誰かが見ればそれはとても不思議な格好なのだが、二人の間ではそれがもっとも適切な状況。
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彼女はその時の準備をした。ベッドの脇に別のタオルを引くと、その上に椅子を置く。全裸のまあ椅子の上に尻を乗せると、足はもちあげベッドの上に開いて乗せる。
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マホ(奉公人)
(太ももと足の間の隙間は、これくらいでいいよね)
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マホは開いた足の間からタオルの見える床を見る。そこに置かれるはずのものを想像してしまい、目に浮かんだそれを消すため顔を天井に向ける。
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彼女は何かを観念するように目をつぶると、背もたれに背中を付け、最後に自分の裸の前側に長タオルをシワがないよう敷くように乗せていった。
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マホ(奉公人)
(開いた脚にはタオルは置けないけど、これで見せたって仕方ない部分は隠しておくことができる。カイ様が入ってきても、準備が良すぎるなどと勘違いはされずにすむよね)
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カイ
・・・・(コンコン)。マホさん、入っていいかな?
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マホ(奉公人)
はい、どうぞ。
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入ってきたカイはマホの部屋に布の被せられた箱を持ち込んだ。布の脇からはピンク色、男性の指先ほどの、初見で人工着色の観葉植物かと思うようなものが見えている。
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カイ
あっ・・・その姿で待っててくれたんだね。でもまさか、その格好で10分も前から?
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