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近藤美波
私はTシャツとジーンズに着替え、何があったのか探るため、その子の家へ行くことにした。一体、大人たちに何があったというの…
ウメコ
美波ちゃん、相変わらずアツいね。『待って!一人じゃ危ないよ』アタシはディアに許可を得て、一緒についていった。その子の家へ向かう道中。さっそくアリエナイザーと鉢合わせ。通行中の親子への攻撃をガードした。
ウメコ
『子供は迷惑だから自分が排除してやっている。』そのアリエナイザーの言葉に、アタシより先に、美波ちゃんの目つきが変わった。瞳の色が赤く変わり、禍々しい雰囲気を見せる。
ウメコ
「アイツはアタシが何とかするから、この人達を安全なところへ!」ってこっちのセリフよ!美波ちゃん、こうなったら止められないのよね…完全に臨戦態勢に入ってるし。足止め役のメカ人間ももう蹴散らしちゃった!
ウメコ
『目が赤い…お前、トート星人か!』恐れおののくアリエナイザー。正規隊員のアタシから見ても、まるで狂犬のような顔つき。すると、後からジャスミンもやってきた。『おったまげー!もうメカ人間やっちゃってるし』
ジャスミン
私も変身しようとしたけど、ボスから通信。『ジャスミン、ウメコ、申し訳ないが、戦闘は美波に任せて、子供の保護を!』面目ないけど、子供の命が最優先だもの。私はウメコと一緒に安全な場所へ隠れた。
ディアビリア
デカベース司令室のモニター映像をクルーガーとリモートで観戦し、美波の戦況を見守る私。得意のパルクールで攻撃を華麗に回避する。トート星人の視力はタカみたいに強いからどこから攻撃が来るか分かるんだよね。
ドギー・クルーガー
『美波、ジャッジがまただからデリートはするな!』私は美波にそう勧告し、戦況を見守っていた。さすがはトート星の血を引いているだけあって、回避、防御能力は凄まじく、銃弾もDスティック(警棒)で防いだ。
ディアビリア
『美波、応援が来るまでトドメはさすんじゃないよ!』私は念の為美波のスマートウォッチに通信を送った。私は一度、模擬戦とはいえあと一歩のところまで追い詰められたことがあるので、とてもヒヤヒヤしている。
ホージー
『オレがやる、あとは任せな』美波に話しかけた瞬間。彼女の動きが止まった。邪魔するなといわんばかりに睨まれたが、『オレとアリエナイザー、どっちが怖いのかな?』そう問うと、美波は素直にオレに道を譲った。
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