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ジャスミン
ホント、今2025年だけど、私達のときに比べて、宇宙からの移住者も増えた影響で、テクノロジーは進歩したけどさ、まだまだコミュニケーション的には発展途上。
ディアビリア
最近私は、『地球の文字を覚えたい』という宇宙の子供にリモートで読み書きを教えている。他のスーパー戦隊などのチームとも協力して、剣道や合気道などの武術も教えてきたんだ。
ディアビリア
私たちが今後の作戦について話していると、ベッドルームから麗香の叫び声が聴こえた。『お父様、お母様、行かないで!』って…うなされてるのか、かわいそうに…。
ジャスミン
『麗香ちゃん!どうしたの?よしよし。』私は麗香ちゃんを抱きしめて落ち着かせた。
ジャスミン
私も行かせてください、と麗香ちゃん。大勢の泣いている子供の声が聞こえたがどうしたのかと問いかけてくる。私はムリしないでと慰めたけど、『私が守るって決めたんです!』と強い決意。ディアも頑張ってと見送る。
近藤美波
アタシは、相手が怯んでいて戦闘の意志がないのに、相手のお腹にまたがって、Dスティックを突き刺そうとしていたのよ。これじゃ、自分が野蛮だって、お姉ちゃんたち泣かせちゃうよ。
近藤美波
思い出した。『おい美波!それ以上はよせ!やりすぎだ!』パパの叫ぶ声も耳に入らず、スティックを振り上げていた。手を止められ、振り切ったけど他の隊員に後ろから抑えられ、仰向けに地面に投げ出された。
近藤美波
『なんで止めたの?あと一歩だったのに!』『相手に立ち向かう意志がないのにそれでもやるのはただの暴力だ!』『でもやらなきゃやられ…』パチン!私はホージーさんにビンタされた。
近藤美波
『なんでアタシが叩かれなきゃいけないの!勝てなきゃ意味ないのに!』必死に反論した。『俺たちは野生動物でも軍隊でもない、警察だ!』『やられたら終わりじゃない!なんでわかってくれないの!』
近藤美波
ホントは口喧嘩なんてしたくなかったけど、私の脳内にあったのは、虐められてたときのイヤな思い出。とにかく力で勝てなきゃ、警察の名が泣くじゃない。受刑者にこてんぱんにやられるのなんてすごくイヤ!
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