この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
テツ
デカルームに戻ると、ホージー先輩が居たので、二人とも疲れて仮眠室で昼寝させたことを伝えると、「あいつら可愛いよな。」やっぱバレてたか。先輩は麗香にもスーツを着せていることを僕に話してくれた。
ホージー
麗香のヤツ、後輩にキツい口調になることがあるから、「自分のこと嫌いなのか」って見習いの子から相談受けたことがあったんだ。あのスーツ着せてから、叱るときも言葉がマイルドになったんだ。あれはすごい。
テツ
姉さんはすごいですよ。どんなに生真面目なコも甘えさせちゃうんですから。麗香ちゃんもあんなに他人に厳しかったのに、子どもたちの頭なでなでするほど丸くなりましたからね。それにしても、二人の寝顔かわいい。
テツ
「先輩、お疲れ様です。」と麗香が声をかけてきた。「二人とも、お姉様のご指導で疲れたのね。」と上品な感想。麗香も姉さんに専用のレギンスを作ってもらったようだ。とても肌触りがよく、履き心地がいいとのこと。
テツ
麗香の履いている黒のレギンスが、インナーのミニワンピから見える美脚を際立たせる。「お姉様、今度はどんな心地いい夢を見せてくださるのかしら。」麗香もすっかり姉さんのセラピーの虜になっている。
戸増拓也
僕達はイキつかれて眠ってたようで、起きるとすでにベッドの上だった。『あれ?僕たち…気持ちよくなってそれで…。』おぼろげな記憶を呼び起こそうとしていると、「起きたか。」と父さんが声をかけてきた。
テツ
ゾードの訓練といこうか。夢心地だったろうから、興奮せずに乗れるだろう。俺は二人をシュミレーターの前へ連れて行った。二人とも順調に起動準備を進めている。「大丈夫だからね。」と美波に声をかける拓也。
テツ
『今日は合体訓練をしてみようか。』とプランを提案すると、二人とも目を丸くして「え!合体!?」とハモっている。二人の乗るゾードは兄弟機のためスナイパータイプとコンバットタイプの換装合体が可能なのだ。
近藤美波
シミュレーターの静脈認証を解除し、シートに着座する。とても柔らかい。お姉ちゃんの声がインカム越しに聴こえる。『イメージするだけで動けるように体にフィットさせてるんだ。気持ちいいでしょ?』
ディアビリア
もう目がまどろんでる。条件反射で私の声聴くだけでこうなるなんて。たっぷり調教してきた甲斐があったよ。私との時間を守るためならなんだってしたいって答えてくれたんだもんね。すごくかわいいよ。
クリックして次のテキストを表示