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淫徳のスゝメ
最終更新日 2017-01-10 22:26
概要
愛もモラルも無意味だった。
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作品説明
仏野姫猫(ふつのきてぃ)、十五歳。
国内屈指の財閥家の愛娘。
姫猫は夜な夜な、自らの担任教師と不実の関係にある母親の身代わりとして、実父に肉体を支配されていた。
その報酬は、
きらびやかな洋服に、贅沢な装飾品。
美しいインテリア、土地、株券...
そして、生まれも育ちも高貴な美少女達。
同じ姉妹として育った妹嬢、仏野きよらは、
姉達に粘り強く抗議する。
「異常だわ!お姉様も、お父様も!」
「……きよら?貧しい人間が、何故貧しいか分かる?やるべきことをしないからよ。働かない人間が対価を得ないのは当然だし、臆病な人間がその現状を超えられないのもまた然り。おまけに魂そのものが貧しければ、それ相応の環境にしか生まれられないの。………」
身性も志も対照的な姉妹は、やがて少女の時を終え、
温室を旅立ってゆく。
淫蕩に耽って、
数々の男達から金銭を搾取し、
数々の女達から性肉を啜った、
無邪気な令嬢が愛慾の意義を見出すまでの、
十年の軌跡。
作品公開日 2016-07-09
ランキング
総合 |
1831位
(過去最高 61位)
|
カテゴリ |
311位
(過去最高 10位)
|
レビュー
[評価]
★★★★★
これは間違いなく超大作である。
作者様の知識の多さや深さに脱帽です。作者様は勉強熱心な方で尊敬で憧れます。
本作は性描写が占める割合が多いのですが、短調にならず、バリエーション豊富で驚きました。読んでいて、「またかよ」って思うことなく、毎度、新鮮な気持ちになれ、圧巻です。
この作品のもうひとつの特徴は、登場人物たちの会話や台詞回しだと思います。凄く考えさせられます。
自分の考え方は本当に良かったのか。常識に囚われすぎて忘れていた大切なことはないのだろうか。そんなことを今一度、自分に問いただしてみたりしました。
体に電撃が走ること間違いなしなオススメの逸品です。
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