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俺は坂本裕貴、１７歳。

県立高校に通う２年生。

身長が180近くあり、顔もイケメンだったから、女にはモテる。

俺には５つ上のアネキがいる。

名前は坂本麻衣。

今年、女子大を卒業して地元の金融機関に就職した。

友達が勝手に応募した学祭イベントのミスコンで見事に準ミスに選ばれただけあって、それなりの美人。

俺とアネキは幼い頃から仲が良かった。

アネキが中学２年生になるまで一緒に風呂に入っていたし、一緒の布団で寝ていたくらいだった。

アネキが初潮を迎えてからは母親から別々に寝るように言われたのを覚えている。

その時、俺はまだ小学３年生だったのだが・・



だが、一緒に風呂に入らなくても、一緒に寝なくても、やはりアネキとは仲が良かった。

歳の離れた弟をアネキが可愛がってくれていたのだ。




そんなある日、会社の飲み会でアネキが酔っ払って帰って来た。

その時からだった。

俺がアネキを女として意識するようになったのは・・