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田崎祐介は江川久美子と結婚して半年の新婚ホヤホヤだった。

２年前の同級会で昔男子生徒達の憧れの存在だった久美子と久しぶりに再会し、意気投合して１年の交際の後に結婚したのだった。

高校を卒業して１０年目の同級会だったから、祐介も久美子も２８歳だった。

もうアラサーだというのに久美子の美しさはますます磨きがかかり、会では男達の注目の的だった。

目立ちたがり屋の石田がさっそく口説いていたが、久美子はサラリとかわし、祐介のところにお酒を注ぎに来たのだった。

まさかクラス一地味で内気な自分のところに来てくれるとは思ってもいなかった祐介は、逆に慌ててしまったのだった。

でも、落ち着いて話してみると、意外と共通の趣味があったり、共通の知り合いがいたりと楽しい会話を交わす事が出来たのだ。

席を離れる際に祐介は久美子に携帯番号とラインをのアカウントを聞かれ、交換したのだった。

そして、そこから久美子との交際が始まったのだった。


祐介は天にも登る気分だった。

当時もクラス一の可愛い子で男子生徒達の注目を集めていた久美子が大人の女性へと成長し、その美しさに磨きがかかっていたのだ。

その久美子と交際出来るなんて・・

こんな地味で内気でパッとしない男なのに・・

それに、交際が始まっても、いつかつまらない奴だと思われて破局に至るかも知れない・・

あれこれ考えてしまった祐介だったが、それも取り越し苦労だった。

久美子は祐介の人となりを知りながら、祐介を選んでくれたのだった。


そんな俺の・・俺だけの愛妻の久美子が・・まさか寝取られてしまうなんて・・