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騎士団長リュカ・エストレインは、剣と忠誠に生きる男だった。
そんな彼の前に現れたのは、復讐の炎を宿す若き女騎士・セラ。
「両親の仇を討ちたい」──その真っ直ぐな瞳に、最初はただ年下の弟子として向き合っていた。
だが、稽古で触れた柔らかな肌、戦場で見せた揺れる心──リュカは気づいてしまう。
これは憧れではない。恋だ。
けれど自分には、皇女アリアという恋人がいる。
理性を保とうとするほど、セラを想う夜は深くなる。
そしてついにセラからの「忘れさせてください」という告白で、すべてが暴走する。
一度抱いてしまえば、もう止まらない。
熱く、激しく、何度も──
身分も、立場も、誓いも超えて、ただ一人の女を愛する騎士団長と、
愛されたことで女になった若き騎士。