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完結おめでとうございます❗

泣きました。いい歳をして。

少女達の人生が悲しくて、壮絶で、そして幸せで…。

僅か十二歳の少女達の人生は、数十年も生きた私の薄っぺらな人生より数倍濃く感じ、彼女達の深い人生観に考えさせられる場面が多々ありました。


そして、何よりこのクリエイティブな設定は、読者の常識を撃ち破り、官能小説の世界に新たな風を呼び起こしたことは間違いないでしょう。

難しいテーマを、透き通るような見事な文章で綴り上げた荒井様、尊敬の念に堪えません。

お疲れさまでした。

素敵な物語に感謝の意を込めて…。

完結おめでとうございます｡

３００字で短評するには､あまりにも人間模様が複雑な物語でした｡誰が最大の加害者､誰が最大の被害者､そんな単純な善悪の区別をつけることすら意味のないことに思えてきます｡

主要人物の全員が､形こそ違えど禁断に手をかけているのもまた興味深く､不倫のみにとどまらず多様なテーマに切り込む辺りにも感嘆しました｡

小説というよりは､毒の効いた道徳の教科書といった印象を受ける作品でした｡

他の不倫物とは一線を画する秀作です｡

読者を飽きさせないストーリー展開は､ページをめくる手を操るようで､時の流れを忘れさせます｡就寝前に読む場合は､睡眠時間を削る覚悟がないと読むべきではないでしょう｡

時間に余裕があるなら､秋の夜長の共に最適です｡

迷える子羊のような登場人物達の人間模様は､人間が持つ弱さや醜さを映すようで､決して綺麗とは言えない内容がまた読者を惹き付けるのだと思います｡

富と地位を得ても…
その傘の下で虚勢を張っても…
二枚舌の愛に安息を求めても…

弱き者達が迎える結末を楽しみにしています｡

１日遅れましたが､２回目のピックアップおめでとうございます｡