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eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第4章 マリッジブルー・プリンセス
「……何のためにプリキーを休業したと思ってる……ん?」
綾波は、美名のあごをつかみ上を向かせた。
「何のためって……け、け、結婚準備でしょっ?」
美名は、結婚、という単語を口にするだけで照れてそどもる。
そんな彼女が堪らなく可愛い。
今からそんな風で本番は大丈夫なのか?と心配にもなるが……
「むがっ」
綾波は美名の頬をむんずと摘まみ、おどけて言う。
「ブー!外れだ」
「ええっ?」
綾波は、美名を膝の上に跨がらせて見上げる体勢になり、魅惑の眼差しで悩殺する。
「準備もそうだが……お前を存分に独り占めする為さ。誰にも邪魔されずに……」
「なっ……」
美名は、呆気に取られながら、顔だけでなく身体まで紅く染めた。