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eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第4章 マリッジブルー・プリンセス
彼女の唇の甘い香り、肌の柔らかさを思い出し、目を瞑った。ヘッドフォンから聴こえる美名の吐息や喘ぎを堪能する。
キスの時の反応は満更でも無かったようだーー
日比野はほくそ笑む。
綾波に突き上げられているであろう美名の姿を想像し、身体を震わせた。
先程睨み付けてきた彼の眼差しーー
俺は、疑惑の目で見られているのだろう。
――潰しに来るなら来ればいい。俺は俺のやり方で彼女を揺さぶり続ける……
美名の絶頂の叫びが耳に届いた時、日比野は魅惑的に妖しく笑った。
「……近い将来、君にとびきりの絶頂を与えてあげますからね……」