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eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第2章 wedding plan
「お前ら、悪かったな……付き合わせて」
綾波は、紅茶を啜り三広と桃子を交互に見た。
三広は、苺を摘まんで頬張る。
「いいんだ――!俺、綾ちゃんの幸せのお手伝いをしたいから!綾ちゃんっ……素敵なお婿さんになるんだよっ?……ぐうっ」
「はは……」
綾波は、苺を喉に詰まらせ目を白黒させる三広を見て苦笑した。
「ええ――っ!まさかあんたの口から、悪いな、なんて台詞が出てくるなんて夢にも思わなかったわ!てか、やめてよねっ!雨が降って済むならいいけど、また何か事件が起きたらど―すんのよっ」
桃子は、目を見開いて大袈裟な口調で言った。