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eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第2章 wedding plan
綾波は、フォークでサクリとモンブランを崩すと、眉をしかめる。
「洒落にならん事を言うな……これ以上何かあったら流石に身体が持たん」
「綾波~なんか、じじむさくないっ?……お姉ちゃんと只でさえ年齢が離れてるんだから、急に老け込まないでよね――っ!嫌われちゃうぞ――っニヒヒヒ~!」
桃子は、目を輝かせて綾波を弄り、三広は綾波を真顔でじいっと見つめたが何故か赤面する。
「九歳しか離れてないぞ……きょうびこの程度なら歳の差とは言わないんじゃないか……?えっ?お前こそ、人を年寄り扱いするんじゃない!
……三広、どうした、また鼻血が出そうなのか?」
三広は、頬を押さえて首を振ると、ボソリと消え入りそうに呟いた。
「ち、違う……あ、綾ちゃんて……やっぱ格好いいな……て」